QNAP TS-251D 購入の件

読者様

risaです。いつもお世話になっております。
NAS として新しくQNAP TS-251D を購入しましたこと、ご報告いたします。

ハードウェア構成

下記の構成でNAS を構築しました。

機種QNAP TS-251D
ストレージSeagate IronWolf HDD 2TBx2 (RAID1)
メモリPC4-21300 DDR4 SDRAM SODIMM 8GB (4GBx2)
ハードウェア構成

NAS 用途としては私はWestern Digital のRed HDD が好きなのですが、オオカミの絵がかっこよかったので今回はSeagate のIronWolf HDD を導入してみました。

メモリは標準で2GBx1 が刺さっていますが、手元にM75q-1 に刺さっていた4GBx2 のRAM があったので、これをいれてみたら認識されました。ラッキー。
メモリを刺すときの注意点として、Primary とSecondary で微妙に段差になって重なっているので、低い段のPrimary から先に刺さないと干渉してしまいます。
メモリ換装の方法は、本当は筐体背面のネジを外してカバーを取って行うようなのですが、私は面倒だったのでHDD 挿入口から手を差し入れてメモリ換装しました。
メモリの注ぎ口が手前の方にあるので、案外この方法でもメモリ換装ができます。

セットアップ後のQTS システムステータス画面

NAS の運用

ボリューム割り当て

各ボリュームは、下記の通りに割り当てました。

ボリュームタイプ容量備考
Systemシック256GB
Dataシック128GB暗号化、日次スナップショット
SnapshotN/A20% (370GB)スナップショット用予約領域
未割り当てN/A1TB
ボリューム割り当て

最初はディスク全体を暗号化単一ボリュームで割り当てたのですが、以下の問題が生じました。

  • QuLog Center は、非暗号化ボリュームにしかログを記録できない
  • スナップショット機能を有効にする場合、そのデータの記録には未割り当て領域が必要

そこで割り当てをやり直し、System ボリュームを非暗号化システムボリュームとして用意しました。
暗号化の必要のない(個人データではない) NAS 上で動作するアプリやQuLog Center のログ記録先をこのボリュームにします。
また、個人データはData ボリュームに保存するものとし、暗号化・日次スナップショットを有効にします。
この容量はとりあえず小さめで128GB として、足りなくなったら未割り当て領域領域へ少しずつ拡張していくことにします。
これで、残りの部分はすべてData ボリュームのスナップショット記録用に使用されることになります。

ボリューム割り当て、最初に決めたらそれで固定という時代ではなく、未割り当て領域を残しておいて必要に応じて徐々に拡張していく時代なのですね。

共有フォルダ構成

共有フォルダは下記のように構成しました。

フォルダ名ボリューム備考
PublicSystem標準フォルダ、非表示設定、ごみ箱無効
WebSystem標準フォルダ、非表示設定、ごみ箱無効
homesData標準フォルダ、非表示設定
SystemSystemContainer Station 用、非表示設定、ごみ箱無効
xs001Data権限設定付き共有フォルダ、ごみ箱無効
xs002Data権限設定付き共有フォルダ、ごみ箱無効
共有フォルダ構成

まず、標準フォルダはすべて非表示設定にしました。
Public などは使用しても良いかなとも思ったのですが、自分で作成した共有フォルダーの方が権限設定を細かくできるので、これも使用しない方針にしました。

System フォルダはContainer Station 用に非表示設定の上(admin のみが触るものとして) 作成しました。
QNAP NAS には、NAS 上でDocker コンテナを動作させるためのContainer Station というアプリが用意されています。
これを使って動かすDocker の永続データ等を置くために、System ボリューム上に専用のフォルダを作成しました。

実際の共有フォルダは、xs??? という連番の名前で作成することにしました。
名前はなんでも良かったのですが、各種標準フォルダ等(各ユーザには標準でhome という自分専用フォルダが用意されます) の最後にかたまって配置したかったので、辞書順で後の方になる名前にしました。
共有フォルダ内に共有フォルダを作成することはできず、また共有フォルダ内のフォルダには細かなアクセス権限を設定できないので、用途ごとに共有フォルダを連番で作成していく方針にしました。
共有フォルダごとに配置するボリュームを指定できるので、後でこの用途はSystem (非暗号化) ボリュームでいいや、ということが生じたときにも、この方針なら大ごとにならずに対応できそうです。

Windows マシンから接続したNAS の共有フォルダ一覧

@Recycle のDesktop.ini

ごみ箱機能を有効にしていると、NAS 上でファイルを削除した際に、即削除されずに@Recycle フォルダに移動されます。
とても便利な機能なので、自分専用のhome フォルダなどでは有効にしておくとよさそうです。

@Recycle フォルダにはDesktop.ini というファイルが自動で生えてきます。
このファイル、どうやら@Recycle フォルダのアイコンをごみ箱アイコンにするためにNAS が自動生成しているようです。
Desktop.ini に対してプロパティから「隠しファイル」属性を与えると、Windows では表示されなくなるので、ごみ箱機能を有効にしている各共有フォルダではまずその設定をするとよいと思います。

使ってみて

自宅にPC が増えてきて、データのやりとりに困ったり、欲しいデータがどのPC に入れていたのか分からなくなってしまったりすることがままありましたが、NAS を導入してからそれらが解決してとても便利になりました。
また、git のbare リポジトリを入れる専用の共有フォルダを作成して、プライベートなリポジトリを運用するようにしたりなど、単にファイル共有する以外にも共有フォルダの活用法は色々あると感じます。

QNAP NAS のブラウザ上での管理ツールとしてQTS が提供されますが、この動作がかなり軽快でとても使いやすいです。
また動作音も静かで、近づいて耳を澄ませないと動作しているのか気付かないほどです。(HDD の書き込み時に若干カリカリ音はしますが、PC の内蔵HDD の動作音程度に気にならないです。)

いまはまだ単なるSMB サーバとしてしか使っていませんが、運良くRAM もたくさん積めたので、今後は先述のContainer Station を使って何かDocker コンテナを動かして遊んでみたいと思います。